オフィス移転

貸主から自社使用したいので当社のオフィスの退去が可能かの打診を今年の春先に受けた。貸主も余り使用していないと見ての打診と思われ、確かに近年はサーバー設置が主目的になった感があった。その時には協力をしないでもないと回答し、その後何度か確認の電話が入ったが、10月末の退去で多少遅れても大丈夫との事だった。退去迄に大分時間があったので徐々に整理すれば良かったがサーバー移転以外に関しては、手付かずの状態で9月を迎えてしまった。考えれば受験の一夜漬けみたいな退去になってしまったが、11月27日にどうにかデスクやキャビネットなどを撤去して明け渡しが住んだ。会社オフィスは長年勤務してくれた社員の老後の為に用意したものであった。しかし、50才代の若さで早世してしまったので、早く縮小しても良かったのだが、何となく数年が過ぎてしまった。今回の貸主からの退去打診はその様な状況を解消することを促される契機になった。サーバーはクラウドに移転し、オフィスもバーチャルにした。仕事柄立退き移転のお願いは大分して来たが、退去をお願いされたのは人生で初めてだ。自前のサーバーではなく、クラウド化したが、業務委託先のIT会社が協力してくれたので、ブログも継承出来たし、操作性も悪くはなく、早くクラウド化すれば良かったと思った次第。近い将来は東京と広島県尾道市との2拠点活動を視野に入れているが、今回のオフィスバーチャル化は正に2拠点活動を促された気がした。尤も、2拠点活動は前向きな事ではなく、病気のワイフを故郷の尾道に連れて帰る目的だ。今更ながらに人生を振り返ると、東京に出て来てJR山手線高田馬場近くに住み始めてから東京生活は数十年が過ぎるが、そこで知り合った人達の縁で人生の荒波を乗り切ってきた感がある。今回のオフィス移転には次の展開が待っている気がする。

未分類

Posted by sh-group@